日本刀のお手入れ
お手入れに使うものは昔ながらの方法以外にいろんな方法があるみたいですね。
表面の油を拭うのは?
- 打ち粉
- 無水エタノール
- メガネ拭き
表面の油を拭う紙は?
メガネ拭き以外は、別に紙なり布が必要。
- ネル
- 保湿成分の入っていない柔らかいティッシュ(カシミアスコッティ)
※ティッシュやネルだけで油は取り切れないので、最後は打ち粉なり無水エタノールなりメガネ拭きで拭き取る必要があります。
私も素人で刀を購入した者としてすごく気になります(気を遣います)。
便利だけど、きちんと表面の油が取れないと前に塗った油が酸化して錆に繋がる。油はきちんと取りたいですね。
私は無水エタノールとメガネ拭きを試してみました。
後述しますが、私は打ち粉は使いたくない派です。
2年やってきた結論として、私は
『スコッティカシミアティッシュで拭く⇒メガネ拭きで拭く』
が一番よさそうに思いました。
たぶん人それぞれ刀に対する感じ方が違うので、最後は自分が納得できるかどうかだと思いますが、ご参考になれば。
説明
打ち粉
やりすぎると曇る・表面の化粧を削ってしまう。あまりやらないほうがよい、と聞きますね。(やり方かもしれませんが)
打ち粉は年一回くらいでよい、とか聞きます。
曇るというのはこちらの研師さんの動画でも言われています。(数回の話ではないと思いますが)
藁斬り抜刀斎
https://youtu.be/KVCVDN-Huyc?si=VCAOUi5zQ9Q7nixa
無水エタノール
無水エタノールは丁子油には反応するけど鉄には反応しないと言われています。(本当かな?)
打ち粉のところで登場した研師さんの動画でも曇が気になる人は無水エタノールが良いとのことです。
こちらの動画でも無水エタノールが良いとおっしゃっていますね。
刀剣庵(日本刀剣美術鑑賞協会)
https://youtu.be/H8NF_7CqM8k?si=Sexysoe5M0y90yZz
※刀剣の審査を運営する日本刀剣美術保存協会(公益法人)とは別物です⚠️
個人や有志が主宰・運営する鑑賞・教育目的の任意団体(サークル・講座運営等)だそうです。
メガネ拭き
公式にメガネ拭きでやってる動画は見かけたことはないけれど、メガネ拭きで代用してもよい(傷つきにくい(ひけになりづらい)から)というWebページは見かけます。
ネル
王道です。刀剣用は大丈夫だと思いますが、糊(のり)がついているものはきちんと糊を落としてから使うこと。(セオリー)
糊がひけ(傷)につながってしまうことがあるとか。
保湿成分の入っていない柔らかいティッシュ
刀剣を売っているお店で店主さんがこれで良いとおっしゃっていました。
昔はネルを使っていたんだけどティッシュのほうが常に新しいものを使えるし便利と。
保湿成分が入っているものはNG。
刀剣屋さんのあさひ刀剣さんのYoutubeでもそのような説明がありました。(根拠はなく念のためという言い方でしたが)
他のWebページでも保湿成分入りは避けたほうがよいと見たことがあります。
使ってみた感想
紙
私はネルは油をひくときだけにして、何回か拭き取る紙はスコッティカシミアティッシュにしました。
毛羽立たないから良い。
けど、たたみ方が悪いと引っかかる。(これは布も同じか) 拭き取るときは穏やかに。
拭く
無水エタノール
気持ち的に楽ちんでしたが、拭いた後に跡が残る気がしました。
光に当てながら拭いて見てみると、無水エタノールで拭いたあとにスーっと水跡がひいていく感じが見えます。これがなんとなく跡っぽくなる感じがして…。
無水エタノールを付けすぎなのかもしれませんが気になりました。
メガネ拭き
光に当てながら拭いて見てみると、ちゃんと拭き取れている感じがします。拭き取った後の美しさがこちらのほうが綺麗に感じました。(アナログ人間だからかもしれないけれど)
結論
メガネ拭きが良いと思いました。
ただ、打ち粉のところで紹介したYoutubeの研師さんいわく油は本当は打ち粉(過去からある手法)でも完全にとれないそうなので、メガネ拭き(現代のもので繊細なレンズの油を取れるもの)でも完璧には無理なのかもしれません。
※現代は良いものが出ているのに過去のやり方(打ち粉)にこだわる必要はないというWebページも数個みたことあり、そこで無水エタノールとメガネ拭きが紹介されていました。
まあ、打ち粉でも完璧は無理なのだから、他のものでもそのレベルまで持っていければよいのではないかと思っています。
使い方
私は、
- スコッティカシミアティッシュで拭く(1〜2回)
- メガネ拭きで拭く(2〜3回)
が好み。
このやり方で、特に曇った感じもしないし、
4〜6ヶ月に一度見ても錆びていないのでOKなのかな?と。
購入した刀剣屋さんにお手入れ具合を見ていただいて『よろしいですね』と言われて、まあ、大丈夫そうかなと思っています。
あまり沢山拭くとひけ(傷)に繋がると聞くのであまり触りたくないですが、
スコッティカシミアティッシュで先に拭くのは、薄くぬった油とはいえいきなりメガネ拭きだとぎとぎとしそうだから。
メガネ拭きの面を大切に使いたいので『粗々取ってからメガネ拭き』という感じにしました。
ちなみに一度使ったメガネ拭きは捨てます。
酸化しますから何度も使うのは刀によくないですよね。
メガネ拭きは百円均一で買ってきて、自分のメガネに使ってみて、一番よさそうなのを使いました。
大判なので、使う時に切って使います。
残った分は元のパッケージにいれています。ほこり避けしたいから。
最後に 油の引き方
沢山つけるとよくないし、少なすぎてもよくないと言いますね。
- 沢山つける⇒鞘の内側に油が付く、これが錆に繋がることもある
- 少なすぎる⇒錆防止のために引いたのに足りなくて錆びる
これは、いまだによい塩梅がよくわからないです。
先日何度か重ね塗りをしてしまったら3日後に見たとき峰のほうにきらきらが見えました。
虹色になっていたのはともかく、ちょっと厚い感じがした。溜まっている感じ。
※私は普段、刀を峰を下にして横にして掛けています。
油はネルにつけて伸ばしていますが、ネルは指で押しても油が染み出さない程度。
指にうっすらつく程度(刀剣屋さんに言われた塩梅より少なめになってたと思う)。
3〜5回引いてしまいましたが、多かったのか…?
次は
同じくらいのネルで、刀剣屋さんが言っていた通り2回くらいにおさえました。
見た感じは刀剣屋さんでやってもらったときもこんな感じだったかも。
光に当てると虹色には見えない、引いた線が見える。
まんべんなくできてないということでしょうが、横に掛けて置くので重力でまんべんなくなりそうな感じ。
⇒峰を下にして横にして保管するなら、少し筋が見えるくらいが良いのかもしれません。
まだまだ観察していきます。
ご訪問くださりありがとうございました。
刀剣初心者として大切な刀剣を大事にしたい気持ちを共有できたらと思います。