舞台『刀剣乱舞』科白劇 改変いくさ世の徒花の記憶
先日幕を下ろしました舞台『刀剣乱舞』科白劇 いくさ世の徒花の記憶。
コロナの関係でもう無理かと思っていたけど、席数を半分にし、演者も透明プレートをつけての講演。
科白劇という形で、直接対面しないで、遠近法をタイミングと表情、想像力で埋めていく感じ、素敵でした。
直接、刀が触れ合う殺陣を期待していた方には物足りなかったかもしれませんが、離れたところでもちゃんと刀が落ちた瞬間に相手は受け止め、その表現力は素晴らしいと思いました。
漫画のコマ割り表現みたいな感じ。
面白いなあ、舞台。
抽選に漏れ、先着は1分足らずでなくなり、今度はリセールに挑戦。
当たりました!!!!!
この瞬間は涙でしたね。。。
どんな形式でやるかもしらなかったけど、あの画面で見ていた舞台『刀剣乱舞』を目の前で見れる。楽しみで仕方なかったです。
実際に劇場に入ると……
会いたかった梅津瑞樹さん演じる山姥切長義が目の前に……!!!
感動で震えたのは初めてだったかもしれません。
それだけ、自分が思っている以上に私は会いたかったんだと気づきました。
あとは皆さんの演技たるや。
殺陣は上述の通りですし、
演技全般はキャラの難しい背景を写しているんだろうなって。(ゲーム知らないので全員のキャラを把握していなくてすみません。)
表現、表情、ほんの少しのトーンの違いとか。
役者はその人の心を写す。
そのキャラクターを代弁するんだなーって。
山姥切長義の話ばかりですみませんが、
常に仏頂面ですよね。
でも、戦いの時と本丸の時でトーンが違う。
ああやっぱり長義は戦場では完全に備えるために気を張っているけど、本丸では表に出さないけど仲間を思いやる人柄なのだな、と。
それを表した梅津さんの長義を見て、長義という刀のあり方を考えました。
千秋楽は配信でみましたが、
青江さん(佐野真白さん)泣いてましたね。
「辛いこともあって辞めようと思うこともあって…」って、そうだったんだあ、て。
あんなに堂々と演じて、亀甲とかと対等に交わりあっていたから全然思いもしなかったけど、そういう葛藤や悔しさの築き上げがあったんだなと。
また一方で、あんなに一心同体、一体になる演技は、皆の一つになる意志の表れなんだろうなって。
本当に、、、泣いてる彼を見て、本当に演技は全然違和感なかったから、なんだか感動しました。お疲れ様!!!
千秋楽配信向けの楽屋に戻る時の一言。
ありがとうございました!
今回の長義は強くなって、もうチームのリーダー格って思えたけど、やっぱり背景には国広との約束があったんですね。
「彼と約束しましたから。そうだろ、偽物くん。」
コロナのリスクのある中、長期にお稽古し、やりづらく息苦しい中、本番もやり遂げてくださった役者の皆様、ありがとうございました!
コロナが落ち着くまでは気を抜けませんが、お体に気をつけてください。
私達も楽しみにしていますが、やはり大好きな皆様が一人でも欠けること、これは一番あってはならないですから。
大演練も別形態でしたが、あれは構成さんたちのがんばり(語彙が少なくてこんな表現しか書けなくてすみません)の表れ!
本当に感動したんですよ!
その件はまた次の記事で。
一つ一つの演技は一つ一つの作品です。
マスクを外してまた演じられることを多くの方が祈っても、今回のはまた素晴らしかったです。